アイテム課金の詳細


アイテム課金の詳細「あくまでも選択肢の一つ」


『Dead Space 3』のプロデューサーJohn Calhoun氏がCVGの取材に応じ、
『Dead Space 3』で導入されたアイテム課金の詳細についてコメント。


以下、John Calhoun氏のコメントを抜粋

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John Calhoun: アイテム課金についてはまだ詳しく発表してないので、
ここで詳細をお話したい。アイテム課金で買うことができるのは3つだけで、
基本的に3段階の異なるリソースだ。

『Dead Space』ではこのリソースの価値が非常に高く、
クレジットは完全に排除。ゲーム内で発見できるものは全て、
Tungsten、Semi-Conductors、Somatic Gelからなるリソースを用いて作成することが可能。

これらを様々なコンビネーションで組み合わせることにより、
武器の部品や銃弾パック、もしくはスーツのアップグレードを作成することができるという仕組み。
多くのプレーヤー、特にモバイル・ゲームから来たプレーヤーはアイテム課金に慣れ親しんでいる。
そういったプレーヤーは、今必要なアイテムをその場で欲しがるんだ。即座に満足感を得たい。
だから、そういったプレーヤーを呼び込むために選択肢を設けることにしたんだ。
もし必要なアップグレードにTungstenが500足りないなら、それを買うことができるというわけだ。

同時に、ゲーム本体以外にお金を費やしたがらないハードコアな『Dead Space』プレーヤーも存在する。
率直に言うと、開発チームの殆どもそっち側の人間なんだ。皆オールド・スクールな人間だからね。
アイテム課金はあくまでオプションであると同時に、
全てのパックはゲーム内のリソースを収集することでも購入可能になっているんだ。
廃品回収ボットが物資の収集に出掛けると、レーションのシールを持って帰ってくることがある。
レーションのシールは頻繁に見つけることができるし、
現実のお金で購入可能なものは全てレーションのシールでも買うことができるようになっている。

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アイテム課金がゲームをクリアする価値を減じてしまうのでは、という意見には同意できないとCalhoun氏。


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そうは考えてない。我々はゲーマーだから、そんなことを許すつもりはない。
インタビューの前に読んでいた記事で、「『Dead Space』にアイテム課金を導入してしまったら、
お金で勝利を買えるのではないか」という主張を目にしたが、
我々は勝利するためにお金を払う必要があるようなゲームを作るつもりはないよ。
そういったゲームが存在するジャンルもあるが、誰もが認めるように、
そういうゲームはどれも酷い出来だ。

我々が目指しているのは酷いゲームではなく、
人々が売らずに取っておきたいと思えるようなゲームを作ること。
それが我々の考える成功。

だが同時に、客層を拡げる努力も怠ってはいけない。
アクション・ゲームのファンもいれば、ホラー・ゲームのファンもいるし、
中には19歳や20歳でスマートフォンでしかゲームをしたことがない層も存在すると思う。
そういった層にとって、アイテム課金はゲームの一部なんだ。
今までとは異なる世代だね。
そういった人たちを我々の世界に引き込みつつ、
既存のファンもないがしろにしないように心掛けている。

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  • 最終更新:2013-02-05 19:38:36

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